芯ホルダーとは何ぞや。
鉛筆芯と同様の芯をくわえ込んで使用する筆記具。
筒状の軸の先端に芯をくわえるためのチャック(爪)と呼ばれる機構がついている。
2mm芯を利用するものは製図、デザイン画などに用いられ、3mm以上のものはデッサンなどに用いられる事が多いが、鉛筆のように何本も持ち歩かなくて済むというメリットがあることから、一般用筆記具として愛用する人も多い。(wikipediaより抜粋)
設計という仕事柄、商売道具と言えるものはPC関係を除けばほとんどありませんが、強いて言えば四六時中手にしているボールペンやシャープペンなどの筆記具類が、その範疇に入るのかもしれません。最近は紙に字を書く機会が減ったとはいえ、やはり手に馴染んだ基本アイテムは手放すことが出来ないし、世の中の大多数の人がPCやスマートフォンを使うようになったとしても無くなるものではないでしょう。
この頃は高級ステーショナリーを趣味にするような粋な方もおられるとか聞きますが、無粋な私は職場のお仕着せやロゴ入りの粗品でも平気で使っています。書けりゃいいじゃん、という乗りですな。
ただし、シャープペンシルだけは昔から使う銘柄が決まっていましてね。こだわりというわけではないけど、ドイツのブランド「STAEDTLER」が割とお気に入りなのです。
かつて愛用していたのがこれ。
「STAEDTLER / RETRO ダブルノックシャープ0.5mm」
何本か買い換えながら20年以上使ってきました。芯先の隠れるダブルノック式で、胸ポケットに仕舞い易いのが気に入って使い始めたと記憶しています。その昔は300円位で買えたものが、製造中止になってしまった現在はなんと2,000円近い値段が付いているので驚いてしまいます。
最近のお気に入りはこれ。
「STAEDTLER / シャープペンシル 925-65」
製図用シャープのカジュアル版。プロ用がベースなのにカラフルでオシャレな仕上がりはさすが。このクラスでクリップ部が金属製なのも二重丸です。
さて、私の生業にて。
設計図面の製作が現在のようにCAD化される以前は、製図といえばトレペに手書きするのが当たり前でした。それしか方法がなかったのだけど、朝から始めると昼前には芯の粉で手とシャツの袖口が真っ黒、などという状況でした。
その当時使っていた芯ホルダーがやはりステッドラー製で、これも結構長いこと使いましたが、かなり丈夫な作りの品物だった記憶があります。
同じ製品「マルス テクニコ 780 C」は未だに市販されていて、楽天サイトのコメントによれば発売以来30年とか。息が長いですね。モデルチェンジの激しい日本製品とは全く別世界です。
ドイツという国は現在、GDPが世界第4位で工業製品の輸出額は世界No.1。保険や年金制度の先進国であり、芸術面でも名作曲家や名演奏家をたくさん輩出している、永年日本がお手本として来た本物の先進国でした。そういえば一昔前の病院では、カルテはドイツ語で書かれてましたよね!?
「ウ~ム、するってぇーと基盤がしっかりしている国と国民は、文房具一つとっても堅実な物作りが出来てるってわけですかい、ご隠居様。」
「さよう,芯ホルダーのような地味な製品にも一本芯が通ってるってことじゃ。わかるか八兵衛、カッカッカッ!」
お後がよろしいようで。

2011/10/11(火) 21:27


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